| 写真雑誌の裏を読む。 2005/04/09 PM 10:48:08 |
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今年も春になった。春になると花見や新入学シーズンで写真が活躍しそう……と言うことで「売れ筋」カメラは値段が5%程度上がってしまった。
ちなみに、上がったのはCanonEOS 20D とPentaxistDs、NikonD70。
もっともNikonD70は生産中止になったそうであるが……
横ばいなのはミノルタα-7 DIGITAL、PENTAX *ist D
横ばいから下降気味なのはEOS Kiss デジタルN
下降気味・投げ売り状態なのはOlympusE-300 レンズセット であった。
銀塩カメラも生産中止でコンタックスT3の様に5割以上値上がりしたものもあるから色々である。
又、フジのクラッセなどは名もなく（値上がりも・人気も出ずに）消えていった名品もあった。
久々使ってみたが、それだけで見ると良く撮れるカメラであった。
尚、コンパクトカメラは、写真を撮り慣れない人には「結構難しいもの」であることを断言しておく。
さて、近年のデジカメ一眼レフは写真雑誌をみると「作例」としての比較写真がある。
まず文面を読まずに、その作例の内どれが良いか見てみる事である。
EOS Kiss デジタルNのチョットコンパクトデジカメで撮ったような「薄っぺら」の写真がよいか、全体に暗めのNikonD70。
色々ある。
しかし、一見して順光の場合それほど「オヤ」と言うこともない。
そのカメラの特質が分かるのは、室内や夜景の撮影である。
夜景の作例を見てみると良い。
EOS Kiss デジタルNは、まあ何とか合格。CanonEOS 20Dと ミノルタα-7 DIGITALは銀塩・ネガフィルム並み。
NikonD70は少し暗すぎる。OlympusE-300に至っては問題外。
兎に角、PentaxistDs などのPentax系が夜景が綺麗なのである。正直言って実際に見た感じに写る。
CanonEOS 20Dと ミノルタα-7 DIGITALは、リバーサルフィルムに近い。場合によってはネガ並みである。
結構くすんだ色である。
OlympusE-300は、ほとんどろくに写らない。黒くていやな色と言うべきか。
雑誌では一般、リバーサルフィルムに近いからCanonEOS 20Dなどか良いする論調もある。
しかし、考えて貰いたい。リバーサルフィルムを基準としてデジカメは存在していない。
リバーサルフィルムの基準より、実際の印象に近い方が良いに決まっているのである。 |
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